令和５年７月９日　家庭礼拝：旧約人物編（３）題：「神を信頼する人生　―ヨセフー」

今日は、アブラハムのひ孫のヨセフの物語をしようね。覚えているかい？ヨセフのお父さんは誰だったかな？

ヤコブでしょう？　えーと。ヤコブには子供が何人いたっけ？確か12人だったかな？でも、女の子はいなかったのかしら？

ヤコブには娘たちもいたと思うよ。でも聖書の中に名前が書かれているのは，そのうちのディナひとりで、お姉さんのレアから生まれたんだね。ビルハはラケルの奴隷で、ジルパはレアの奴隷だったね。息子は全員で12人。それから、イスラエルの12部族というのは、ヤコブの10人の息子とヨセフの代わりに彼のふたりの息子、マナセとエフライムが加わって12部族になるんだよ。そのうち、レビは祭祀となるので、12部族には数えないという説もある。レビ族はアロンやモーセに繋がっていくんだ。そしてイエスさまはユダから生まれることになるんだね。

私は小学生の低学年の時に、寝る前にお祈りをしたあとに、お父さんに毎晩ベットの中で聖書のお話を聞いていたの。その中で一番大好きだったのがこのヨセフのお話だったのね。でも、長いものだからいつも途中で寝てしまってね。

お母さんも僕たちに小さい頃いつも聖書のお話をしてくれてたよね。でも、お母さんが先に寝てしまったからね、いつも途中で終わっちゃってたよな。

お母さんは毎日一生懸命に働いていたから、きっと疲れていたのよ。

では、さっそく、賛美と２つのビデオをみることにしようね。

さ～！　今日のこのストーリーで一番印象に残ったのを話してほしいね。

ヨセフは小さい頃からとても賢い子供だったかもしれないけど、お父さんのヤコブにひいきされて、甘やかされたでしょう？それで、お兄さんたちを無視したようなことをしたのはよくないと思うの。でも、偉いなと思ったのは、エジプトで王様の次のような身分になっても、偉ぶらず、「私がしたのではなく神様がしてくださったのです。」ってとても謙遜だったこと。やっぱり試練を克服したひとは違うとおもったわ。

はい、そうでしたね。本当の謙遜というのはそういうことなのかもしれませんね。

なんだか、聖書にでてくる人や習慣など見ていると随分現代と違うよね。完璧な男性社会で女性や子供が無視されていると感じるんだ。奴隷の女性に自分に代わって子供を産ませたり、まるで妻たちは子孫を作るために存在するって感じでね。ま、これはテーマとは違う話なんだけど。

勇のいうとおりだよね。当時は、一夫多妻制だったからね。聖書を読むときは、その時代背景をしっかりと理解しないと、「聖書は真実」と言っても、一字一句書かれていることが神様のお心で正しいかというとそうではないことも多いからね。気をつけないといけないと思うね。

ヨセフという人は、とても冷静な人だと思うのね。色々な試練が続くにも関わらず、パニックになっていないでしょう？それは神様を信頼しているからだとは思うけど、私だったら耐えられないと思うのね。

愛美ちゃんの気持ち、お母さんもそのように感じますね。私達の人生には良いこと、不幸なこと色々な出来事が起こります。自分では乗り越えそうにもないことだって経験しますね。あなた達もお父さんやお母さんにもわかってもらえないというもどかしさを感じることもあると思います。両親であってもあなたがたを守れないことだってあるし、わたしたちの考えが間違っているときもあるでしょう。ヨセフも兄弟に殺されそうになったり、人に裏切られたり、期待したとおりにならなかったりしますが、神様はヨセフを守り、神様の計画の中で用いてくださいましたね。そして、家族のつながりをも回復してくださったのです。また、さらにイスラエルの12部族が成立していくのですね。

そうだね。どんな人も完全ではない、愛する家族があったとしても、それですべてがOKとはならない。次から次へと問題はでてくる。一人一人の価値観も生活も違うよね。つまりこれで人生、大丈夫とは言い切れないんだよね。そういうとき、私達は、神様やイエスさまを信頼しながら、祈って対話をしながら進んでいくことが大事なんだと思うね。神様は単に試練を与える方ではなく、それぞれの試練に意味があって、私達を成長させてくださり神様の愛を示してくださるお方だと言うことを常におぼえておきましょう。今日は、陽子が祈ってくれるかな？

は〜い。お祈りします。神様、今日も素晴らしいお天気を与えてくださってとっても気持ちが良いです。有難うございます。でも大雨で災害が起きている地域もでていますからその人々を助けてください。ヨセフさんのように神様を信頼できる信仰を私達にも与えてください。イエスさまのお名前によってアーメン。