メッセージ「神が私達に望んでおられること」 2021 8月1日
テサロニケとはギリシア北東部、マケドニア州の首都でした。
ここは,エーゲ海に面した最も優れた天然の港を中心に築かれていて,またローマとアジアを結ぶ主要幹線道路上に位置していたという2つの重要な特徴があったために,古代ギリシャのマケドニア王国の中でも最も人口が多く,繁栄した都市でした。使徒パウロが、ヨーロッパに福音を初めて伝えたのが、このテサロニケです。この町には多くのユダヤ商人たちが居住していました。しかし、ここはギリシャであることから、偶像礼拝が盛んな異教徒の地でした。
パウロは2回目の伝道の旅で,コリントからテサロニケ人に宛ててこの手紙を書きました。それは,およそ紀元50-51年のことです。テサロニケ人への第一の手紙は,使徒パウロの現存する書簡の中で最も初期のものではないかと考えられていて,新約聖書の最古の書物である可能性もあると言われています。
この聖書の御言葉を読むと、なんと私達にとっては難しい生き方をパウロは言っているのかと思いますが、みなさんはどう感じますか?
特に今の時期、オリンピックを日本で開催していますけれど、コロナの感染が非常に広がっていて、人々の生活を脅かして私たちは不自由な生活に陥っています。このような状況の中で果たして神が望んでおられる喜び、祈り、感謝の3つのことができるでしょうか?
今日は、カトリックのシスターであった渡辺和子さんのyoutubeをご一緒に見ていただきたいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=JBn2a6Sua3E&ab_channel=mcdonnell1927
どのような印象を持たれましたでしょうか?
実は、今朝7時から1時間ほど毎年区で2回行われる夏の大掃除がありました。主に草ぼうぼうのところをかまで刈り、集めるという作業で、大汗をかきながら、心臓バクバクでしたが、みなさんとなんとかきれいにできました。500ccのポカリスウェットが本当に美味しく一気にのみほしたほどです。こんなに大変な掃除をすることができるほど健康にさせていただいたことを心から感謝しながら帰りました。
私は小さい頃から掃除が苦手でとてもおっくうでした。主婦になってからも一番つらかったのが掃除と整理整頓だったのです。それが、60歳のときに大病をして、2年間寝たきりになりましたが、その後、しだいに回復してだんだんと家事も庭の仕事もできるようになると辛かった掃除が「こんなこともできるようになった」という喜びに変わってきたのです。このような小さな例ですが、困難や苦労を乗り越えた先に希望が見えるようになると嫌だったことも感謝に変わるものだとしみじみと感じたのでした。
私は、非常に辛いときに、神様が遠くに感じられました。またなぜ!という問いかけを繰り返します。でも、見えませんけれど、感じられませんけれど、イエス様は私のそばに寄り添ってくださっていたのだという事実をあとからではありますが、気付かされました。今は,どんな時にもイエス様がともにいてくださり、しっかりと私をつかんでくださっているというその確信があるので、困難の中にも希望があり、又学ぶべきことがあって、さらに成長させてくださるのだと思えるようになったのです。