令和5年11月26日 家庭礼拝:旧約聖書物語(7-4)「ダビデ王」

旧約聖書物語 7−(4) 題:ダビデ王 

聖書

サムエル記 第二 7:16

あなたの家とあなたの王国は、あなたの前にとこしえまでも確かなものとなり、あなたの王座はとこしえまでも堅く立つ。

 

新約聖書:

ルカによる福音書2:11

今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。

 

前奏:「讃美歌96番 エサイの根より」

ここからは音声録音でもお聞きになれます。

父:

今日は成長したダビデの話を学ぶことにしよう。ダビデはイスラエルの敵を次々と打ち倒して「サウルは千を討ち倒し,ダビデは万を倒した!」と歌われたたほどに、ダビデが民衆の人気者になるとかつてはダビデを頼りにしていたサウル王は嫉妬に狂い、彼を何度も殺そうとしたんだよね。

勇:

サウルの長男のヨナタンはダビデを兄弟以上の愛でお父さんのサウルからダビデをかばって、逃してあげたんだよね〜。

母:

そう、二人の友情はとても深かったでしたね。その後、サウル王も仲良しだったヨナタンも戦死をしてしまいました。ダビデは、サウルの死後、自分の出身部族であるユダ族の王として、ヘブロンで王様になりました。そこで、7年6ヶ月いたのです。一方、サウル王の後継者は、彼の息子であるイシュ・ボシェトでしたが、彼も死んでしまったので、長老たちの頼みで,ダビデはエルサレムでも王様として任命されて、エルサレムとユダの全土を合わせると40年間統治したわけですね。

愛美:

でも、ダビデは色々なスキァンダルがあったわよね。ウリヤという兵士のリーダの人妻のバテシバを自分のものにして、その罪を隠そうと結局はウリヤを一番ひどい戦場に送って戦死をさせたという話は有名ね。どうして権力を持つとダビデのような正義感が強い人でもそんな恐ろしいことをしてしまうのかしら?

陽子:

ある牧師先生がね、「人は、名誉とお金と異性問題で失敗する」っていっていたよ。

父:

わ! そんなこと子供の陽子にはなしたのかい?

陽子:

うん、私が将来は牧師になりたいんだって言ったら、そう仰ってね。「気をつけないといけないんですよ。」って。でも、やっぱりダビデは、神様から愛されていたんだと思うの。預言者ナタンから、姦淫の罪を指摘されてこころから悔い改めたでしょう?

勇:

そうだったよね。でも、ダビデは自分が王として立てられることは、人間の計画や行動によるのではなくて、神様のみ業によると彼は信じていたでしょう。だから、エルサレムに神殿を立てて、契約の箱も中に入れて祭司の役目もしたんだよね。

母:

はい、そうでしたね。もう一つ、話は前後しますが、ダビデはサウルに追われて逃亡の生活をしている時、何度もサウルを殺す機会がありましたが、神様が立てた王様を自分の手では殺すことはできないととどまりましたね。復讐は神様がなさるということですかね〜。

父:

イエスキリストは、アバラハム、そしてダビデの家系から生まれると神様のご計画があって、私 たちもこうして旧約の主な人物について話をすすめてきたわけだけど、私達人間は弱く、そして時に残酷なことをしてしまう可能性を誰でもが持っているんじゃないかな〜?つまり誰一人として神様の前に誇ることができない存在だと思うね。

母:

12月3日からイエス様が生まれたクリスマスを迎えるアドベントが始まりますね。1週ごとに蝋燭に火をともしながら、心からお祝いをしたいですね。では、おとうさん、お祈りお願いします。

父:

はい、お祈りしましょう。今日は私たちの救い主イエス様につながるダビデ王のお話を学びました。私たちはだれでも罪深い思いを心に抱き行動をしてしまうことがあります。でも私たちが悔い改め反省するときあなたは許してくださり助けてくださいます。いつも感謝をもってあなたのみ旨を求める私達が正しい心と選択ができるように共にいてください。主イエス様のみなによってお祈りします。 アーメン!!

 

後奏:「What Child is This?」

 

 

<お知らせ>

1)

先週の日曜日に行われました「健康フェスタ」には約70余命の方々が参加され、皆様からとても喜ばれました。お祈り、ご支援有難うございました。薬剤師の方々が、体験コーナーとして骨密度の測定、ロコモ測定、お薬や健康に関する相談などに対応され、小野道夫医師は1時間「健康寿命を延ばす秘訣」について講演し、多くの貴重な質問や感想をいただきました。講演依頼をしていただきました「新宮薬剤師会」に改めて、この紙面で感謝を申し上げます。

2)

私どもは、12月7日に北海道帯広市の「帯広第一病院」に勤務することになりまして、串本のからし種在宅クリニックを11月で閉鎖することになりました。小野恵牧師はつづいてHPで礼拝メッセージを配信しますが、フルタイムの緩和病棟医師としての仕事がありますので、しばらくは不定期の配信となりますのでご了承願います。小野道夫医師は認知症外来を担当しながら、講演活動をさらに活発にしていきたいと計画をしています。どうぞお祈りに覚えてくださいますようよろしくお願い致します。

クリスマスと新年を喜びのうちに迎えられますようにお祈りしております。

 

おすすめの記事