礼拝メッセージ:「恐れないでいい!」 2021年7月11日

礼拝メッセージ:「恐れないでいい!」         2021年7月11日

ヨハネによる福音書16章33節
聖書:「これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」

 

私たちは、今コロナの時代にあって、感染症による危機と経済的困難による社会不安の中に生きていると言えます。

また、私達が過去を振りかえると、様々な喜びもありましたが、同時に不安の中で絶望したり、あるいは、絶対絶命の困難に立たされたこともあったかもしれません。それらの不安や困難を克服した人々もいるでしょうが、解決できない方々も多くいらっしゃると思います。私達はそのようなストレスにどのように対処していけばいいのでしょうか?

今日は「おそれ」について、聖書の中から考えてみたいと思います。

 

「おそれるな」ということばが旧約聖書にも新約聖書にもあります。そのところを一部引用してみましょう。

 

イザヤ書の41章10節では「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。」と神様が励ましてくださっています。

 

 

私の次男の長女(6歳)が保育園でコロナ感染の症状がでたと知らされたことがありました。その時、次男はアメリカのナショナルサッカーチームのアスレティックトレーナーとして、ヨーロッパに遠征していたのです。彼の妻と3人のこどもは、自宅で隔離されていました。私はこの聖句を家族に送りました。皆さまにも緊急のお祈りをしていただき、そのことがどれほど力強く、感謝だったか計り知れません。帰国した息子は遠くから彼らと会うことができ、妻のご両親の家で祈りつつ待機をしました。幸い、孫娘の回復が早く、また家族にも感染はありませんでした。実は、悲しいことに、妻のいとこは若くしてコロナで亡くなっていましたので、なお一層怖かったのです。

 

ときに、たとえ、心からの人の慰めであっても、こころが平安にならないことがあるとおもいますが、次男の家族は聖書の御言葉と皆さんがお祈りの連鎖をしてくださっていることを知り、感謝して平安になったと証をしています。

 

また、私達はしばしば将来の事を不安に思い、恐れてしまいますが、マタイ10:31にあるように、イエス様は、「神様が空の鳥でさえ養っておられるならば、なおさら私達のことを守ってくださる」と約束をしてくださっています。

たとえ、孤独で、誰にも不安を聞いてもらえなくても、経済的に困難なことがあったとしても、神様はそのすべての苦労をよくご存知なのです。そして、あえて「恐れるな」と言っておられ、そればかりか人智を遥かに超えて解決ができるように導いてくださるのです。

 

 

詩篇56篇11節で作者は

「私は、神を信頼しています。それゆえ、恐れません。人が、私に何をなしえましょう。」と宣言しています。

 

私達はまた人からの評価を気にしてしまいがちです。人を恐れるのですね。

しかし、この作者は神様への信頼を固く信じています。神様の力を知っていて、神様に信頼をおいているので、どのように悪評をたてられても、困難なことが起こったとしても、恐れるに足りないと言っているのです。

恐れに打ち勝つための鍵は、まさに、自分の知恵や力を頼みとするよりも、神様に全信頼をおく事にあります!

 

私達が生きている限り、問題はおこります。それが解決しても又新たな問題が起こってきます。コロナの収束を願い、努力をしていますけれど、予想がたたず不安が続いています。又悲しいことにも自殺者が多くなっていると報道されています。

 

しかし、みなさん!漠然と不安や将来を恐れないで、この聖書の言葉を心に刻もうではありませんか!

 

 

ヨハネによる福音書16章33節
「これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」

 

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