令和4年5月22日 礼拝メッセージ:証集:子供時代(3)「ペットと私」
マルコ福音書10章 13節-16節
「イエスにさわっていただくために、人々が幼な子らをみもとに連れてきた。ところが、弟子たちは彼らをたしなめた。それを見てイエスは憤り、彼らに言われた、「幼な子らをわたしの所に来るままにしておきなさい。止めてはならない。神の国はこのような者の国である。よく聞いておくがよい。だれでも幼な子のように神の国を受けいれる者でなければ、そこにはいることは決してできない」。そして彼らを抱き、手をその上において祝福された。」

 

前奏:

子供にとって動物との触れ合いが情緒的に大事だと言われます。現代は都会にいるとなかなか自由にペットを飼うことが難しくなっていますね。幸い田舎で、しかも周りがお墓でご近所に迷惑がかからない環境でしたので私たち兄弟は色々な動物を飼うことができました。

 

まず、犬です。May(メイ)と名付けられたポインターは5月に生まれたので、そのように祖父が

名付けました。ゆるやかな鎖で外の小屋で飼っていました。「名犬ラッシー」というテレビドラマがありましたが、その犬は家の中で家族と一緒の生活をしているのを見て憧れたものでした。祖父が亡くなったあともメイは私達の大事な家族の一員でした。メイが死んだ時はとてもショックで、兄が大声を出して泣いていたことを覚えています。その後、しばらくして雑種の子犬をもらってきましたが、その雄もメイと名付け二代目を継いだのでした。

 

兄は中学生の時に友達からもらってきて「鳩」と「インコ」を飼ったのですが、それがオウムのように話す事ができるとは夢にも思いませんでした。ところがある日から、「お父ちゃん、お父ちゃん」という小さい声が聞こえてきたのです。お食事の時に外で野良仕事をしている父に「お父ちゃん、ご飯ですよ〜!」と呼んでいたので覚えてしまったのですね。その次は「メミちゃん、メミちゃん」と私を呼ぶのです。これは嬉しい大発見でした。

 

私が小学校の低学年の時に「アヒル」を数匹飼いました。祖父が買ってきたのです。父が日曜大工で小屋を作り、その中にいれていて庭で自由に歩いていましたが、兄と私はある朝、試しに小川に連れて行って泳がせたのです。そして夕方になって迎えに行ったのですが見つかりません。「これは困った。きっと迷子になったね」とふたりとも不安なおもいで家にもどりました。まさかと思いましたが、念のため小屋を覗いてみるとびっくり!すでに彼らは帰宅していたのです。道を覚えていたのですね。それからというもの、朝早く自分たちで小屋を出て行き、夕方にはきちんと帰るという日課となったのです。

でも、そのアヒルはどうやら感謝祭のときにご馳走のターキーになったようです。私はそれに気づいて母に泣きながら抗議しました。すると「メミちゃん、うちのあひるさんは大事に育ててくれる人にあげたのよ。これは他から買ってきた別のものなのだから安心して食べていいのよ。」と諭されたのですが、私にはうすうすわかっていました。母が私を気遣っているのがわかっていましたので信じたふりをすることにしたのです。

 

毎年感謝祭が来ると、母がオーブンでこんがり焼いたアヒル料理が食卓にのりました。そのお腹の中にはスタッフイング(stuffing )といって珍しい詰め物が入っていて、それがとても美味しいのです。すなわち、アヒルは食料として祖父がアメリカのThanksgiving用に飼育していたのです!「ごめんなさい、ガーガーさん!

 

やはりアヒルがいなくなって、寂しかった兄と私は両親の許可を得て、「ひよこ」のお店から二羽(雌)のひよこを買ってきて育てました。私はその一羽を「スーザン」と名付けて小さい時は可愛がりました。まだ若鶏の時には、ときどき首に紐をつけて散歩もさせました。でも、大きくなるにつれて思いどうりにはならず飽きてしまい、世話は祖母の仕事になってしまいました。祖母は家でとれた緑のお野菜のくずを細かく刻み、海岸で拾ってきた貝殻を砕いて市販の店で買ったものと混ぜて栄養満点の餌を作って与えていましたので卵の黄身の色が黄金でとても大きかったのです。私達のペットは全部祖母に押し付けてしまったので「口のあるものはもういらないわよ。」と祖母は嘆いていました。

 

私の一番欲しかったペットは「チンパンジー」と「馬」でしたが、いずれもアメリカのテレビ番組の影響が強かったからなのです。特に少女と馬が主役で、「走れチェス」という番組を私は楽しみに見ていました。少女は牧場の娘で「チェス」という馬を調教師とともに育てていて、障害レースの最高峰グランド・ナショナルに優勝するまでを描いたホーム・ドラマです。

一度でもいいから馬に乗りたくて、小学3年生の夏休みに父の故郷である松山にある商業大学の馬術クラブに連れて行ってもらいました。初めて、背の高い馬に2日間連続で乗せていただいて夢のようでした。両親は私達の願う夢を悪いことでなければできるかぎり叶えてくれたのです。

 

その後、研修医の時代に、土曜日の午後にはバスで1時間半以上もかかる馬術クラブに入り、憧れていた高いバーを飛び越えるジャンプをするのが当時の最大の楽しみでした。結婚してニューヨークの新婚時代にも馬に乗るチャンスを夫は作ってくれました。アルゼンチンでは3人の息子のレッスンに便乗し私も乗っていたのですが、ある日のことです。私専用の馬が風邪をひいたとかで新しい馬に乗った途端暴れだして超スピードで走り出し、私は曲がり角で遠心力も手伝って放り出されて柵に頭をぶつけて地面にたたきつけられました。意識が朦朧としているなかでその馬が私をめがけて走ってくるのです。馬は私の左の膝を踏んでいきました。おかげで数年間はその足に馬の蹄の跡が残ったのでした。それでも懲りず、ブエノスアイレスの郊外に友達の家族と一緒に農家で宿泊した時にも乗った馬がまた暴走して落ちそうになりましたが、その時は落ちついて馬のたてがみをしっかりと掴んで降りることができました。

 

こうして私のペット好きは落着くことになりましたが、どうやら3男にその傾向が伝わったのかアフリカでは色々な動物のペットを飼う羽目になりました。その時の証を添付しますので関心のある方はお子さんやお孫さんとご一緒にお読みください。

 

イエスさまはこどもを愛されました。ところが、2千年前のユダヤでは、子どもと女の人は人数に数えられない、一人前ではないと考えられていました。だから、男性の大人にならないとイエスさまの話を聞いてもわからないので無駄だという風に弟子たちは思っていたのかもしれません。また、子供は騒いだり泣いたりするので邪魔になると老婆心が先にたったのでしょう。ところがそれに反してイエスさまは子供たちを抱き上げ、手を置いて祝福されました。

子供も大人も神様の「こども」なのです。

 

本来福音というのは決して難しい神学的な教えを伝えるものではなく、年代を問わず誰にでも理解できるはずなのですが、実際にメッセージを作るとなるとなかなかそのようにはできないジレンマに私も陥ります。

 

健やかに生きる人生の土台を形成する子ども時代。その大切な時期を自由に伸び伸びと子どもたちが、そして見守る大人たちも共に成長できるように神さまがご両親を導いてくださり、さらに豊かにご家庭を祝福してくださることをお祈りします。

<参考>
めんどり、サンディのお話

http://mustardseedchapel.com/memory/pet/    

風邪を引いたボブおじさん

後奏:

 

<お知らせ>
次回からは、海外生活においての証シリーズになります。ご期待ください。

 

祈りの課題:
皆様にぜひお祈りをお願いしたくこの場をお借りします。

日本基督教会 新宮教会の牧師夫人、浅尾三智子様(57歳)が、昨日、5月21日未明に突然天国に召されました。彼女とは「友の会」で出会いましてからラインをつなげていただき、2ヶ月あまりの短いお付き合いでしたが、私にとってかけがえのない存在の方でした。私のHPのメッセージやショートメッセージを丁寧に読んでくださったばかりでなく、真心のこもった感想をラインで毎回送ってくださっていて非常な励ましを受けていました。ところが、4月25日を最後に「既読」の記録がないのです。なにかあったのだと不安になり、知人にお聞きしましたら、脳動脈瘤破裂で緊急手術をされたということで衝撃を受け、有志の方々に主の癒しを祈っていただいておりました。すこしずつ回復に向かっていたらしいのですが、昨日突然の訃報を受けたのです。今夜は教会員との祈りの時をもたれ、明日13時から葬儀となっています。

今朝は礼拝を新宮教会で共に過ごさせていただいたあと、牧師館で三智子様と対面をさせていただき、ご主人様である浅尾牧師先生たちと手を取り合い、共に祈りました。彼女の表情は平安そのものでした。その時、とても綺麗でりっぱなインコが、先生に籠からだしてもらっていましたが、身動きもしないで彼女をジ~と見つめ守っているかのような姿に深い感動と涙を誘われました。

先生のお話では「妻は一言で言えば、汚れのない人でした。」と語っておられましたが、イエスさまが愛された子供のような純真な心を、どのような邪悪な環境にあっても持ち続けられたのだろうと思います。

人々の話をよく聞いてくださり、さらに相手を慰め、励ます優しいことばを語られる方であったと聞いています。教会員の方々にとってはまさに心の支えだったに違いありません。

悲痛のなかにいらっしゃる先生、ご子息様、そして親族の方々の上に神様の平安とお慰めが豊かにありますように、また教会員の方々がこの試練を克服されて、ますます信仰を固くされますようにとご祈祷お願い致します。

ウクライナ緊急支援募金の経過のご報告
再度、ウクライナ緊急支援募金の途中経過をお知らせいたします。

募金は5月14日で締め切りましたが、その後に4箇所から募金をいただきました。その合計は以下の様になりましたのでご報告いたします。心から感謝申し上げます。

288,181円

いよいよ、第二回防災フォーラム、音楽コンサートが5月28日、今週の土曜日に迫ってまいりました。

ご参加できない方々も多くいらっしゃいますが、どうか主にあって祈りを共にしていただき、特に出演者のBloom Works (石田裕之さん、Kazzさん)と野澤大輔さんの体調が整えられて最高のパーフォーマンスができ、集う人々に感動を与えることができますようにとお祈りくださいますようお願いいたします。出演者のプロフィール、そしてプログラムをご参照ください。

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